こんにちは!荻野です。
今回のブログでは「社員時代に取り組んでおいて良かったこと」についてお伝えします。勤務している時には、その環境が当たり前になってしまいなかなか気付けないことがありました。
私の場合は独立をしましたが、転職をして他の会社に勤めたときに、以前の院の良さに気付けたりすることもあるのではないでしょうか?
今勤めている会社に不平不満があって転職を考えていたとしても「在職中にもっとできることはないか?」「自分が変われることはないか?」など考えるきっかけになれば嬉しいです!
自己投資
前回のブログでも書いたように、私の場合は院で採用している技術のセミナーに参加させてもらい、治療技術を覚えていきました。
そこで行った自己投資は、6ヶ月1回くらいのペースでしたが、一回3万円を払い、90分間講師の個別レッスンを受けるというものでした。
その他には、週末に折り畳みベッドを車に積んで友人・知人の施術を行なったり、妻のお父さんの施術を月2回行っていました。
早く1人前になりたかったし、院や患者さんに貢献したかったので、自己投資をしているという感覚もなかったですが、結果的に自己投資になっていたと思います。
数字に詳しくなる
勤めの時代も、経営者になってからも感じるのは、この業界の方は数字を毛嫌いする感覚があります。
正直、整骨院や整体で扱う数字は難しくありません。小学生レベルの計算ができればOKだと思います。
私の場合は、院長に頼まれて、毎月院の数字をエクセルで計算してまとめていました。そのお陰で、経営の勉強もできたのもありますが、何より売上を上げることにも貪欲になれたと感じています。
会社の裏側がわかるので「もっと頑張らないと!」という気持ちに自然となれていた気がします。
数字は「患者さんの行動の結果」だと思っています。
患者さんが通院して、レジでお会計をしてくれるという行動があるから、それが積み重なって院の売上となります。
売上が高いということは、それだけ患者さんに通院してもらえている、信頼のおける先生という事実です。
掲示物や販促物の作成
元々、WordやExcel、PowerPointがすごくできたわけではありませんでした。
院長にお願いされた仕事を通じて覚えたこともありますし、自分自身で考えて掲示物や配布物を作ったことでパソコンにも慣れていきました。
中には施術だけが仕事だと思ってしまう方もいますが、社会人としての一定のスキルは必要だと思うので、その力を養うには掲示物や配布物の作成はうってつけです。
患者さんに配布する資料も掲示物も、渡すだけ、掲示するだけでは意味がありません。初めはただ作るだけだったものも、やっていくうちにデザインや文章に工夫を凝らすようになり、質の高いものを作れるようになっていった自負があります。
コミュニケーションを学ぶ
私がコミュニケーションが好きというのもありますが、当時の院長は、例え話などを用いて話すことで、話が分かりやすく説得力がありました。
その他にも、患者さんに困る質問をされたときに返しや、痛みが強くなってしまった患者さんへの対応などもとても勉強になりました。
そこから個人的にもコーチングというものを学んだり、本を読んで勉強したりしてコミュニケーション能力の向上に勤めていました。
「技術があればコミュニケーション力なんて関係ない」という考え方の先生もいると思いますが、私の場合はそうではありません。
言語によるコミュニケーションも、非言語によるコミュニケーションも両方あって「この先生に診てもらい」というベースがあるから、より良い治療を提供できると思っています。
また、私たちの商品は、鞄やお財布などのように形あるものではありません。そのため、言葉で治療に価値を乗せ、患者さんに伝わるようにパッケージ化することも重要だと思っています。
まとめ
最後になりますが、「あの時ああしておけば」「あの時こうしておけば」という後悔はなるべくしたくないですよね。
そのために、何を学んでもいいと思いますが、若い時ってお金はないけど「時間」と「体力」があります。
逆に歳を重ねると「時間」と「体力」はなくなっていきます。じゃ歳を重ねるとお金が増えるかというと、意外とそうではないと思います。
給与が増えても車や家を買ったり、子どもができたりすると支出が増えていきますからね。
そんな時に頑張って働こうと思っても時間も体力もないから、若い時のようにいかないんです。
「若い時の苦労は買ってでもしろ」というように、若い時にしかできない時間や体の使い方をして、自己投資することがとても重要だと感じています。
このブログは以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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