目的を明確にして目標を達成する

最近は専門学校の先生とお会いしたり、企業説明会に参加して学生と話したりという活動が多くなってきています。今日はそこで感じたことをブログにしていきます。

業界を志した目的は覚えていますか?

学校の先生であれ、学生であれ、なぜ・何のためにこの業界に所属しているのか?教育に携わり、医療に携わっているのか?この目的をみんなしっかり持っているなと感じました。

それと同時に、日々の仕事、学業によって忘れつつあるなとも感じました。

私たちは人間は幸せになるために生きています。では、その幸せとはなにか?それは、目的の追求だと考えています。

先日参加したセミナーには129名の方が参加されており、そこに29歳の教員の方がいました。

経営者はセミナーに参加して自己成長をすることで、売上を伸ばしいくらでも自分の給与を上げることができます。

しかし、教師は公務員でセミナーに参加したことで給与は上がりません。その研修も決して安くはなく20万弱の自己投資です。

そこで、私はその教師の方に受講目的を尋ねたところ「子どもたちに良い教育を提供したい。そのために自分が成長することが大事だと思うので参加しました」と仰っていました。

教育に対する信念を感じましたし、子どもたちの今を、そして将来を考えた選択(セミナーへの参加)に感動しました。

この方の場合、良い教育を提供することが教師になった目的であり、その追求がこの方の幸せと言えます。(公務員で安定しているなどが目的ではありません)

黄金律とは

<何事でも人々からしてほしいと望むことは,人々にもそのとおりにせよ>という黄金律というものがあります。

自分自身の幸せが他者の幸せとなり、他者の幸せが自分自身の幸せとなる。

そういった考え方のものと、どうしたら他者(学生や患者さん)のためになれるのかという目的から一貫した行動ができると、幸せと感じられると思っています。

もちろん、好きなことをして遊んで、ゲームして、お酒を飲んで、旅行をして幸せも感じられますが、人は他者への貢献によって幸せを感じられる生き物です。

なぜなら、皆、両親から生まれ半年・1年と歩けない中で抱っこをしてもらい愛を育んでもらっています。これは親の愛による子への貢献です。

半年以上抱っこをしてもらい育てられる動物は人間だけです。だから人間には「他者への貢献」が潜在的に刷り込まれています。貢献をすることで幸せを感じられる生き物なのです。

目的と目標の違い

学生と話す中でトレーナー志望の方がとても多かったのが印象的でした。「トレーナーになる」というのは目的でしょうか?それとも目標でしょうか?

これは目標になります。

では、この場合の目的とは何でしょうか?

・トレーナー活動を通してスポーツ選手の選手生命を伸ばす

・怪我予防でベストパーフォマンスを発揮してもらう

・選手の活躍により日本に感動を起こす

などでしょうか?

そして、これらの目的に向かっていくことで、あなた自身が業界にどのような影響を与え、選手から認知され、業界の発展に関わることができるのか?

ここまでをしっかり考え、自分の信念を持つことが重要です。

ここまでくるとかなり壮大ですが、もしこれらがあなたの目的となった場合、実現しなかったら業界や選手にとってかなりの損失だと思えませんか?あなたが担わなければ誰がやるのでしょうか?

目的は、人に動く勇気を与えてくれます。やったことのないことは当然みんな怖いし、不安です。しかし、目的をありありと明確にすることで前進しやすくなるのは間違いありません。

私の目的は、、、

私はサッカーコーチになった経緯から教えることが好きで「教育」というものに元々興味があったのだと思います。

なぜ、興味を持ったのかというと、私自身も過去色々経験する中で人との出会い、教えによって人生が豊かになりました。

どんな人に出会うのか、何を学ぶのか?によってその人の人生に良い影響を与えられる教育とは、いくつになっても意義があると考えていますし、教育なくして人は成長しないと思っています。

だから私は、整骨院業界にありながら、整骨院業界の人材育成会社として日本一を目指しています(これは目標)

この目標を達成することで私は業界に質の良い教育を提供し、医療従事者の価値を増大する。

医療従事者の誇りを持った施術者が患者さんに関わることで、質の高い治療を提供する。

そうやって、医療従事者も、患者さんも、業界の発展も考えたWin-Win-Winを成し遂げるのが教育だと思っています。(これが目的)

ああなりたい、こうなりたいという目標を持てること自体が素晴らしいことですが、その目標を実現するためにも「なぜそうなりたいのか?」「そうなった先に何を求めているのか?「そうなった先にどんな人生を歩んでいきたいのか?」など、ぜひ目的も考えてみてくださいね!

株式会社エール
代表取締役
荻野俊

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